ジャパンディスプレイ(JDI)、やっぱり中華は出資バックレ!倒産はいつになる?

 

やっぱりですか。それもよりによって臨時株主総会の前日夕方になってこれですか?

このタイミングってJDIのメンツなんかゴミほどの価値も無いと中国側に吐き捨てられた感じですね。まあそうなんでしょうけど。総会の議題が議題じゃなくなっちゃったよ。株主はなんのために呼ばれたんだこれ?

以前も書きましたけど中華ファンドのお家芸は「お金出す出す詐欺」と「お金出すけど条件はちゃぶ台返し」の2つです。それは巷でよく言われていることは今更なんでJDIもINCJも十分わかっているはずです。だからこそあと2ヶ月程度は資金ショートしないように手を打っているわけですが、それもこのままでは長くはもちません。

2019年の1Q(6月期)で債務超過に陥っている上で営業キャッシュフローの赤字が拡大している、つまり出血が止まらないどころか出血量が増えている今の状態では、ふつう取引先が納入を嫌がります。いつ逝ってしまってもおかしくないわけですから。INCJが代金の保証でもしてるんじゃないでしょうか。

 

もう2Qも締めにかかるところですが11月15日までの発表でどんな数字を出してくるかが楽しみです。白山工場の減損ってまだかなり残ってましたよね。ここで全損行っちゃいます?もう殆ど稼働してないんじゃないですか?いまさら債務超過の額が多少増えたところでもうどうでもいいじゃないですか。

 

中華ファンドが今回バックレた理由はともかく、本来再建のための資金っていうものは、「再建までの時間稼ぎ」であるべきです。中国企業がダンピングまがいの安値攻勢をかけている中で液晶パネル事業を再建するとか意味ないでしょう。当初中華資本を受け入れるというニュースを聞いたとき、このスキームは中国のディスプレイメーカーの傘下に入って安値合戦を終結させるのが目的なんだと思いましたがそうじゃなかったんですね。液晶以外の事業にもやっとこさ手を付けているようですが遅すぎる。今更でしょ。本筋を言えば、「液晶以外の事業で稼げるようになるのが来期くらいだからそれまで食いつなぐお金を出してください」みたいな話をするのが支援要請の根拠であるべきです。

売れないバンド活動にのめり込んで長年稼げないヒモ男に、音楽性の違いでレコード会社のスカウトから見限られた!次はなんとかなるから!なんて言われてそいつを養ってる娘を苦々しく見ている父親のような。いまそんな気持ち。

その見る目のない娘の立場は当然INCJなのですが、1Qの有報に記載されているJDIへのエクスポージャーは貸付だけで1770億円もあるんですかこれ?

JDI 四半期報告書-第18期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日).pdf

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追記

INCJのホームページを覗いたら1520億円でした。

INCJ 2019年9月2日 株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)への追加支援について.pdf - 

短期貸付金の最短期限が来年8月8日までとなっています。INCJの腹のくくり方次第です。