小島鉄工所、都落ち先からも早速追放の猶予期間入り

「時価総額基準」にて10億円を回復できなかった小島鉄工所(6112、東2)は先週の2020年3月27日に東証2部を上場廃止になりました。翌3月30日から以前より重複上場していた名古屋証券取引所2部で取引を継続しています。ところが落ち着く間もなくいきなり、というか、またもや時価総額基準で上場廃止の猶予期間入りに指定されてしまいました。

 

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名証 | 整理・監理・猶予期間入り銘柄一覧 より


名証での時価総額による上場廃止基準は5億円です。ここしばらくのコロナウイルス禍で相場全体が下落しています。業績悪化自体もリスクになりますが、株価下落によっても小島鉄工所は上場廃止リスクが顕在化してきました。今度は逃げる先はありません。

小島鉄工所の発行済株式数は現在1,003,564株、3月31日の引値は262円ですので時価総額はだいたい2億6,300万円。9ヶ月後の今年12月末までに株価を2倍近くまで引き上げなければいけません。基準となるラインは499円です。

 

 

 東証や名証はコロナウイルスの影響を考慮して上場廃止基準の緩和を検討しています。概要を見ると「債務超過」「業績基準」に関してはコロナウイルスの影響が収まるまではちょっとまけてあげるよ?と言ってくれてます。しかし一番影響の大きそうな時価総額などの株価基準はシカトしてくれちゃってんですよねえ。

パンデミックにより景気後退が鮮明になりつつあるこの現状で、あまり時間もない中で株価を引っ張り上げるにはどうしたら良いのでしょうね。幸い2月28日に開示した2019年11月期の有価証券報告書を見ると自己資本比率は23.7%とまあなんとかまともな水準ではありますが、いかんせん営業キャッシュフローが5億円のマイナスとあまり芳しくないようです。とりあえず赤字ではないしPBRは0.32倍とお安いわけですから、どこかに身売りするなり第三者割当で資本提携とか考えたほうがいいかもしれませんよ?

 

 すでに名証2部では時価総額ランキング最下位なんですか。いままで縁の薄かった名古屋の親戚の家の隅っこに、東京にいられなくなって居候しているおっさんがいたとしたら、多分こんな感じなんでしょうね。小島のおじさん、なんだか肩身狭そう。あと9ヶ月の間に自分の居場所を見つけて頑張って欲しいものです。

 

*以前の記事もご参照ください