倉元製作所 上場廃止か倒産どちらが先?

倉元製作所(5216、JQS)の3Qは債務超過拡大、余命が心配

以前、「花月園観光、逝く (後編 ) 同様に上場廃止の危機にある銘柄群」

でコメントした倉元製作所の3Qが10月31日に開示されていたので遅まきながら読んでみました。例年だと3Q発表は11月14日だったのですが、今年は不自然な早さです。

 

赤字額が減ったとは言え、赤字は赤字。債務超過額は当然拡大しています。

自己資本比率は2Qのー7.1%からー14.9%へと拡大中。

問題の債務超過額は2Q のー1.5億円からー3億円と出血が止まりません。

改めて言いますが、4Q締め、つまり2019年12月31日までのあと1ヶ月ちょっとでこの債務超過を解消しないと上場廃止だって覚えてます?すでに猶予期間入りしてるんですから。

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2019年3月22日 東証マーケットニュースより

 

 締め後の結果発表は例年だと期限の2月14日に行われると思いますが、報告書の中身を読んでみたら、そもそもそれまで持つのかどうか心配になってきました。

 

 (継続企業の前提に関する注記)

「当社は、前事業年度までに5期連続で営業損失、経常損失、当期純損失を計上しております。前事業年度までに三重工場の閉鎖、人員の合理化、外注業務の内製化等によるコスト削減を推し進めるとともに、新商品開発事業の売却による損失の最小化、三重工場及び桃生工場等の遊休資産売却による借入債務の圧縮を実行いたしました。また、平成31年3月28日に連結子会社であった株式会社倉元マシナリーの全株式及び同社に対する債権を売却し、借入金の圧縮と一定の資金を確保しております。しかし、当第3四半期累計期間においては、コスト削減等の効果は現れてはいるものの、売上高が低調に推移したため、営業損失219百万円、経常損失269百万円、四半期純損失244百万円を計上するに至っております。また、自己資本は301百万円の債務超過となり依然として厳しい状況で推移しております。そのような状況を受け、当社は、令和元年9月末から令和元年12月末までの借入金の返済を猶予することについて全取引金融機関から同意を得ておりますが、取引金融機関によって期限の利益の確保が短期にとどまっている状況が継続しております。これらにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。」

 

つまり銀行から返済を待ってもらってる状態ということですが、それも少ししか待ってもらえないと言ってます。「期限の利益」とは即時一括返済を求められても応じなくて済む権利のことです。明らかに不良債権化していますね。「まあ結構前から毎回銀行さんには待ってもらってるので大丈夫」と決算のたびに記載されてますけど、銀行の業績次第でいつまでも続くわけじゃないんですよ?

おそらく銀行とは仙台の七十七銀行のことと思われます。

では借入金の状況はどうなっているのでしょうか。

 

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ほとんどが短期借入金です。長短比率がもう死臭しかしません。長期借入金といっても「1年とちょっと」ってだけじゃないですか。残高も前期とほぼ変わらず、しかもこの超低金利のご時世に短期で2.8%の借り入れって…

2Qの有報にはCF計算書があるので見てみましたが、9月末の現金残高は2.4億円しか残っていませんでした。資金繰りは大丈夫なの?

そもそも年末まで持つのだろうか?自力ではとてもムリでしょ、これ。

どこかのスポンサーと話つけてる最中って素振りでもいいから見せてくれませんか?

 

と、いうことで上場会社としての倉元製作所の余命について考えてみました。

あなたはどう思いますか?(棒読み)